SPIバスを用いた加速度センサーです。
ボードビヘイビア <PAL_MOT>
を読み込んだ時のみ使用可能です。begin(), available()
以外の共通メソッドの手続きはボードビヘイビア中で実行されています。
.begin()
: センサーの動作開始
PIN_SNS_INT
割り込み または available()
: FIFOキューが規定数に達する
.get_que()
: FIFOキューからのデータを取得する
特にありません。
PIN_SNS_INT割り込みによる起床を行うため、スリープ前に以下の設定行います。
.wakeup()
メソッドの呼び出しが必要です。この処理は<PAL_MOT>
ボードビヘイビア中で実行されています。
半導体内部のFIFOキューが一杯になっても読み出さなかった場合は、データ取得は終了し、新たな値は格納されません。
各サンプルはaxis_xyzt
構造体を要素とするキューsmplque
に格納されます。メンバーx,y,zはそれぞれX,Y,Z軸に対応します。
各軸の値は1Gを1000とした値として格納されます。t
はサンプルの番号で0
から順番にサンプルごとに割り振られます。
半導体のFIFOキューからデータを読み出します。読みだしたバイト数が戻りますが.get_que()
で参照するキューのサイズに格納されるデータ数を読み出すようにしてください。
スリープ復帰後に<PAL_MOT>
ではread()
が行われます。
加速度のサンプルを取得します。キューはaxis_xyzt
を要素としたsmplque
です。availableになってから速やかにキューを空にする必要があります。
このセンサーではsetup()
を使用しません。
conf
で指定した設定で初期化します。
conf[0:15]
(bit0-15) : サンプリングモード、conf[16:23]
(bit16-23): 加速度のレンジ、conf[24:31]
(bit24-31) : 割り込み発生までのサンプル数を設定します。
非公式設定はMC3630のデータシートに記述がないもので設定時の動作は未定義となります。お客様のほうでの動作確認の上利用下さい。非公式設定にかかわる問題やご質問について弊社サポートでは対応いたしかねます。
このセンサーではprocess_ev()
を使用しません。
センサーにデータが読み出され内部のキューにデータが保存されているとtrue
を戻します。
このセンサーではprobe()
は使用できません。
スリープ復帰後のSPIバスの再初期化を行い、加速度データを読み出します。
conf[0:15] サンプルモード
内容
MODE_LP_1HZ_UNOFFICIAL
1Hz Low Power (非公式設定)
MODE_LP_2HZ_UNOFFICIAL
2Hz Low Power (非公式設定)
MODE_LP_7HZ_UNOFFICIAL
7Hz Low Power (非公式設定)
MODE_LP_14HZ
14Hz Low Power (デフォルト)
MODE_LP_28HZ
28Hz Low Power
MODE_LP_54HZ
54Hz Low Power
MODE_LP_105HZ
105Hz Low Power
MODE_LP_210HZ
210Hz Low Power
MODE_LP_400HZ
400Hz Low Power
MODE_ULP_25HZ
25Hz Ultra Low Power
MODE_ULP_50HZ
50Hz Ultra Low Power
MODE_ULP_100HZ
100Hz Ultra Low Power
MODE_ULP_190HZ
190Hz Ultra Low Power
MODE_ULP_380HZ
380Hz Ultra Low Power
conf[16:23] 加速度レンジ
内容
RANGE_PLUS_MINUS_8G
±8G (デフォルト)
RANGE_PLUS_MINUS_4G
±4G
RANGE_PLUS_MINUS_2G
±2G
RANGE_PLUS_MINUS_1G
±1G