I2Cバスを利用した温湿度センサーです。
本センサーはTWELITE PALシリーズでは使用されていません。利用例は以下を参照ください。 https://github.com/monowireless/ActEx_Sns_BME280_SHT30
Wire.begin()
: バスの初期化
.setup()
: センサーの初期化
.begin()
: センサーの動作開始
時間待ち数ms
.available()
がtrue
になる
.get_temp(), .get_humid()
: 値の読み出し
setup()
メソッド呼び出し前にWire.begin()
によりWireが動作状態にしておきます。
スリープ直前もWireバスが動作状態にしておきます(スリープ復帰後自動でWireを回復します)。
#include <SNS_SHT3X>
とSNS_SHT3X
クラスオブジェクトの宣言が必要です。
センサー値の取得開始には.begin()
を呼び出します。完了まで数msかかります。
※ 上記 loop()
内は状態変数eStateにより処理が分岐する設計とします。(参考)
センサー値が準備できたかどうかは.available()
により判定できます。
センサー値が準備出来次第、値を読み出すことが出来ます。
.get_temp(), get_humid()
は浮動小数点演算が含まれます。100倍整数値を取得することもできます。
ここではdiv100()
を用いて100倍値を整数部と小数部に分解しています。
温度を読み出す。get_temp()
は℃で、get_temp_cent()
は℃の100倍の値を整数値で返します。
エラー時は-32760~-32768の値が返ります。
湿度を読み出す。get_humid()
は%で、get_humid_per_dmil()
は%の100倍の値を整数値で返します。
エラー時は-32760
~-32768
の値が返ります。
センサー用のメモリ領域の確保や初期化を行います。
arg1
のLSBから8bitには、I2Cアドレスを格納することが出来ます。指定しない場合は0としておきます。
上記の例では、まずデフォルトのI2C IDで初期化を試み、応答が無ければ0x45
のアドレスでの初期化を試みています。
センサーの取得を開始します。センサーの値を読み出すまで数ms必要でavailable()
がtrue
になるまで待つ必要があります。
end()
には対応しません。
待ち時間処理のセンサーの場合はarg1
にE_EVENT_TICK_TIMER
またはE_EVENT_START_UP
を与え時間の経過を知らせます。このメソッド呼出し後に、必要な時間が経過していればavailable()
がtrue
になり、センサー値の読み出しが可能になります。
センサーが読み出し条件を満足したときにtrue
を返します。
センサーが接続されているときにtrue
を返します。
センサーデバイスの諸情報が格納されます。
本デバイスでは格納値は未定義です。
setup(uint32_t arg1)
で渡した値が格納されています。
下位8bitには指定したI2Cデバイスのアドレスが格納されます。