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パケット型の基底クラスですが、メンバー構造体common
にはアドレス情報など共通情報が含まれます。
種別を混在してpktparser型として配列等に格納するような場合に、アドレス情報などを最小限の情報を取得したい場合に使用します。
パケット種別定義
以下のパケットに対応します。
App_Wings の親機で出力されるアスキー書式に対応します。
名前
解説
PKT_ERROR
パケット解釈前やパケット種別が特定できないなど、TwePacketには意味のあるデータが格納されていない
PKT_TWELITE
標準アプリ App_Twelite の 0x81 コマンドを解釈したもの
PKT_PAL
TWELITE PALのシリアル形式を解釈したもの
PKT_APPIO
PKT_APPUART
PKT_APPTAG
無線タグアプリApp_TagのUARTメッセージを解釈したもの。センサ固有部分は解釈されずpayloadとしてバイト列を報告します。
PKT_ACT_STD
アクト(Act)のサンプルなどで使用される出力書式。
pktparser(parser_packet)は、serparserで変換したバイト列に対して、内容の解釈を行います。
上記の例は、標準アプリケーションの0x81メッセージの解釈を行っています。parser_serオブジェクトによりSerialより入力された電文をバイト列に変換します。このバイト列をまずidentify_packet_type()
により電文の種別E_PKT
を特定します。電文の種別が判定できたら次に.parse<TwePacketTwelite>()
により電文を解析します。解析結果はTwePacketTwelite
型になりますが、このオブジェクトを取り出す手続きが.use<TwePacketTwelite>()
です。TwePacketTwelite
型はクラスですが構造体として直接メンバー変数を参照します。
バイト列を解析します。
T
には解析対象のパケット型を指定します。例えば標準アプリケーションの0x81メッセージならTwePacketTwelite
を指定します。
p
とe
はバイト列の先頭と終端の次を指定します。
戻り値はE_PKT
型です。エラーの場合はE_PKT::PKT_ERROR
が戻ります。
解釈したバイト列に対応するパケット型に対応するオブジェクトの参照を返します。事前にparse<T>を実行しエラーがなかった場合に呼び出すせます。
T
はparse<T>
で実行した型と同じもの、または基本的な情報のみ取得できるTwePacket
を指定します。
TwePacketAppIO
クラスは、標準アプリApp_IOのシリアルメッセージ(0x81)を解釈したものです。
パケットデータ内の諸情報はparse<TwePacketIO>()
実行後にDataTwelite
に格納されます。
TwePacketAppUart
クラスは、App_UARTの拡張書式を親機・中継器アプリApp_Wingsで受信したときの形式です。
パケットデータ内の諸情報はparse<TwePacketUART>()
実行後にDataAppUART
に格納されます。
簡易形式は解釈できません。parse<TwePacketUART>()
ではE_PKT::PKT_ERROR
を戻します。内容を確認するには元のバイト列を直接参照してください。
payload
はデータ部分ですが、マクロ定義によってデータ格納の方法が変わります。
MWX_PARSER_PKT_APPUART_FIXED_BUF
の値が0
としてコンパイルした場合は、payload
はパケット解析を行うバイト列を直接参照します。元のバイト列の値が変更されるとpayload
中のデータは破壊されます。
MWX_PARSER_PKT_APPUART_FIXED_BUF
の値を0
より大きい値として定義した場合は、payload
にはその値(バイト数)のバッファが確保されます。ただしシリアル電文のデータがバッファサイズを超えた場合はparse<TwePacketAppUART>()
は失敗しE_PKT::PKT_ERROR
を戻します。
TwePacketTwelite
クラスは、標準アプリApp_Tweliteの0x81コマンドを解釈したものです。
パケットデータ内の諸情報はparse<TwePacketTwelite>()
実行後にパケット情報がDataTwelite
に格納されます。
TwePacketPal
クラスは、TWELITE PALのパケットデータを解釈したものです。このクラスはTWELITE PAL(センサーデータなど上り方向)共通に取り扱います。
PAL共通データはDataPal
に定義されています。
PALの各センサー基板特有のデータを取り出すためのジェネレータ関数を用意しています。
PALは接続されるセンサーなどによってパケットデータ構造が異なりますが、DataPal
では共通部のデータ構造を保持します。
PALのパケットデータ構造は大まかに2つのブロックからなり、全てのPAL共通部と個別のデータ部になります。個別のデータ部は、パケットの解釈を行わずそのまま格納しています。取り扱いを単純化するため32バイトを超えるデータは動的に確保するuptr_snsdata
に格納します。
個別のデータ部は、PalBase
をベースクラスに持つ構造体に格納されます。この構造体は、TwePacketPal
に定義されるジェネレータ関数により生成されます。
parse<TwePacketPAL>()
実行時にMWX_PARSER_PKT_APPPAL_FIXED_BUF
に収まるサイズであれば、センサー個別のオブジェクトを生成します。
収まらない場合はau8snsdata
に解析時のバイト列の参照が保存されます。この場合、解析に用いたバイト列のデータが書き換えられた場合は、センサー個別のオブジェクトは生成できなくなります。
PALの各センサーのデータ構造体はすべてPalBase
を継承します。センサーデータの格納状況u32StoredMask
が含まれます。
PALイベントは、センサーなどの情報を直接送るのではなく、センサー情報を加工し一定の条件が成立したときに送信される情報です。例えば加速度センサーの静止状態から一定以上の加速度が検出された場合などです。
イベントデータが存在する場合はTwePacketPal
の.is_PalEvent()
がtrue
になることで判定でき、.get_PalEvent()
によりPalEvent
データ構造を得られます。
センサーPALの各種データを取り出すためのジェネレータ関数です。
ジェネレータ関数を利用するには、まずpkt
がイベントかどうか判定(.is_PalEvent()
)します。イベントの場合はget_PalEvent()
を持ちます。それ以外はu8palpcb
に応じてオブジェクトを生成します。
.u8palpcb==E_PAL_PCB::MAG
の場合、開閉センサーパルのデータPalMag
を取り出します。
.u8palpcb==E_PAL_PCB::AMB
の場合、環境センサーパルのデータPalAmb
を取り出します。
.u8palpcb==E_PAL_PCB::MOT
の場合、動作センサーパルのデータPalMot
を取り出します。
.is_PalEvent()
がtrue
の場合PalEvent
(PALイベント)を取り出します。