ここでは Windows 専用のプログラマ(書換)&ターミナル機能を有した TWE_Programmer について解説します。
出来上がったBINファイルをTWELITEに書き込むにはTWE-Programmerを使用します。詳しい使い方はこちらを参照ください。
BINファイルが出来上がれば、実機で動作させることになります。繊細な電子部品ですので、取り扱いには十分注意してください。以下に代表的な注意事項を記載します。
特にTWELITE Rを用いている場合は、多くの場合電子基板がケースなどを介さず直接外部に触れる状態で使用するため、意図しないショートやノイズなどUSBデバイスが正常に動作しない状態になる場合があります。
この場合は、アプリケーションを終了させUSBデバイスを抜き差しすることで通常は回復します。最悪、USBデバイスの破損やPCの破損も考えられます。
電子基板の取り扱いには十分注意してください。
回路の間違い
電源を入れる前にはもう一度回路を確認してください。
電池の逆差しや過大電圧には注意してください。
静電気
人感がない電圧であっても半導体の故障になりえます。大掛かりな対応をしなくとも、金属部に触れてから作業する・リストバンド・専用マットなど簡易にできる対応でも相応の効果はあります。
金属物などが触れることでのショート
電子基板の近くには金属物がないようにしてください。クリップなどが散らかっているとこれが原因でショートすることもありますし、電池が大放電して加熱する危険な状況も考えられます。
デバイスが認識されれば、新たにCOMポートが追加されます。複数あってわかりにくい場合は、抜いた状態でのCOMポートと刺した状態でのCOMポートの様子を観察してみてください。
デバイスマネージャでデバイスの存在が確認できない場合は、FTDI社のドライバ導入を行ってみてください。FT232R用のドライバを選択します。
{MWSDKインストールディレクトリ}/Tools/TWE-Programmerディレクトリを開き、TWE-Programmer.exe をダブルクリックします。
TWE-Programmer.exe を起動すると以下のような画面になります。画面例では、起動前に MONOSTICK を差し込んでいて COM6 に割り当てられています。
MONOSTICK や TWELITE R が表示されない場合は以下を試してください。
TWE-Programmer を終了する。
MONOSTICK や TWELITE RをPCから抜く(取り外す)。
もう一度MONOSTICK や TWELITE Rを差し込む。
TWE-Programmer を起動する。
これでもうまくいかない場合は以下も試してください。
PCから可能な限り他のUSBデバイスを取り外す。
PCを再起動してからMONOSTICK や TWELITE Rを差し込んでみる。
FTDI社のドライバを再導入してみる。
ファイルダイアログから BIN ファイルを指定します。
BINファイルの書き込みは、BINファイルを指定すると自動で行われます。
書き込みが成功するとTWELITEは自動でリセットして、ターミナルが表示されます(ターミナル接続するにチェックが入っている場合)。
MWSDK添付のアクトファイルは始動時にメッセージを表示します。何か表示されれば書き込みは無事終了し、TWELITE 無線モジュール上のアクトが無事に動作していることが確認できます。
ターミナルを開いたままで、アクトを編集して再度書き込みたいときはCtrl+Alt+W
キーを押します。
書き込みに失敗したときは、ターミナルは開かず、TWE-Programmerのウインドウ背景がピンク色になります。
書き込みが失敗したときは (再)書き込みボタンを押して、もう一度書き込みを実行してください。
TWE-Programmer が反応しないなど、うまくいかない場合は、以下を実行した上、USBへの接続からやり直してください。
TWE-Programmer を終了する
MONOSTICK や TWELITE Rを取り外す
場合によってはPCの再起動を行ってください。
TWELITE PAL での書き込み中に、ハードウェア・ウォッチドッグタイマーが作動し書き込みが中断する場合があります。再度、書き込みを行ってください。