Wire
二線シリアル(I2C) master の読み書き (mwx::periph_wire)
二線シリアル(I2C) master の読み書きを行います。
別名定義
using TwoWire = mwx::periph_twowire<MWX_TWOWIRE_RCVBUFF>;mwx::periph_wire<MWX_TWOWIRE_RCVBUFF>はTwoWireとして参照可能です。
型定義
以下の定義型で引数や戻り値の型を記載します。
typedef uint8_t size_type;
typedef uint8_t value_type;注意事項
API 中に STOP ビットの扱いが厳格でない呼び出しを行うものもあります。
初期化と終了
Wire インスタンスの生成
ライブラリ内でインスタンスの生成と必要な初期化は行われます。ユーザコードでは Wire.begin() を呼び出すことで利用可能となります。
requestFrom() メソッドを用いる場合、データを一時保管するための FIFO キューのサイズを指定できます。コンパイル時にマクロMWX_TWOWIRE_BUFF に必要なバイト数を指定してコンパイルする。デフォルトは 32 バイトです。
例:
-DMWX_TWOWIRE_BUFF=16
begin()
void begin(
const size_type u8mode = WIRE_100KHZ,
bool b_portalt = false)ハードウェアの初期化を行います。
初期化せずにWireの操作を行うとTWELITE無線モジュールがハングアップします。
スリープからの起床時は、スリープ直前で動作していた場合、直前の状態に復帰します。
パラメータ
解説
u8mode
バス周波数を指定する。デフォルトは100Khz(WIRE_CONF::WIRE_100KHZ)
周波数はWIRE_CONF::WIRE_??KHZで指定し??には50,66,80,100,133,160,200,266,320,400を指定できる。
b_portalt
ハードウェアのピン割り当てを変更する。
例
void setup() {
...
Wire.begin();
...
}
void wakeup() {
...
Wire.begin();
...
}読み書き
読み書きの手続きは、以下の2種類あります。いずれかを選択して利用します。
メンバ関数版 (以下のメンバ関数を用いた入出力)
requestFrom(), beginTransmission(), endTransmission(), write()ヘルパークラス版(stream機能が使用可能)
reader, writer
その他
プローブ(デバイスの存在判定)
bool probe(uint8_t address)address で指定したデバイスが応答するかを確認します。デバイスが存在する場合は true が戻ります。
setClock()
void setClock(uint32_t speed)本来はバス周波数を変更するための手続きですが、何も処理をしません。
最終更新