VS Codeでのビルド

ビルドには TWELITE STAGE を推奨します。

MWSDK2020_12 以降、VS Code でのビルド定義については保守更新しません。

VS Code では、Act_samplesディレクトリ直下にあるワークスペースファイルを開くか、Act_samples以下のアクトディレクトリを開きます。

以下の例では英語インタフェースの画面例で、ワークスペースを開いています。

ワークスペースを開き [Terminal>Run Task...] を選択します。

ビルドするTWELITE無線モジュールの種別(BLUE/RED)とアクト名を選択します。以下の例ではBuild for TWELITE BLUE PingPong (TWELITE BLUE用/PingPongアクト) を選択しています。選択後すぐにビルドが始まります。

ビルド中の経過は画面下部の TERMINAL 部分に出力されます。

正しくビルドできた場合、上記画面例の反転表示部のように .elf ファイルが生成されるメッセージがサイズ情報(text data bss dec hex filenameと記載がある部分)とともに出力されます。

またBINファイル(上記では PingPong_BLUE_???.bin)ファイルがbuildディレクトリ下に出来上がっているはずです。確認してみてください。

ビルド定義には Windows10 のファイルシステムに適合しないディレクトリ名 (例:/c/User/...)を変換する(例:C:/User/...) 定義を追加しています。

変換は完全ではありませんが、コンパイルメッセージからエラーが発生しているファイル名と行番号を抽出できます。

.vscode/tasks.json 中の実行コマンドは sh -c "make ... | sed -E -e s#..." のようにコマンド呼び出しすることで、出力メッセージ中のドライブ名相当部の文字列を書き換えています。

...
"windows": {
    "command": "sh",
    "args": [
        "-c", "make TWELITE=BLUE 2>&1 | sed -E -e s#\\(/mnt\\)?/\\([a-zA-Z]\\)/#\\\\\\2:/#g"
    ],

ビルドがうまくいかない場合は、まずエラーメッセージを確認して下さい。errorという文字列が含まれる行中のメッセージから、エラー原因が容易に特定できる場合も少なくありません。

念のため、クリーン(objs_??? ディレクトリにある中間ファイルの削除)を行い、ビルドを再実行してみてください。(他の環境でビルドした中間ファイルが残っているとmake cleanを含めすべての操作が失敗します)

最終更新