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このページ内
  • ビルドスクリプト(Windows10)
  • クリーン(中間ファイルの削除)
  • コマンドライン(Linux/macOS)でのビルド
  • 中間ファイルについて
  • コマンド例
PDFとしてエクスポート
  1. インストール・ビルド
  2. アクトのビルド

コマンドラインによるビルド

前へディレクトリ構成次へVS Codeでのビルド

最終更新 4 年前

ツールを使う場合でも最終的にはコマンドラインで make を呼び出してビルドを実行しています。ここでは、コマンドラインでのビルド方法について記述します。

ビルドスクリプト(Windows10)

macOS, Linux ではまたはによるビルドを行います。

ビルドスクリプトは、エラーがあまり出ることのない、完成済みのアクト、サンプル提供のアクトなどに向いています。

以下は Windows10用のスクリプト(バッチファイル)です。

バッチファイル名

内容

build-BLUE.cmd

TWELITE BLUE用

build-RED.cmd

TWELITE RED用

実行後にbinファイルが生成されPingPong_BLUE_???.bin またはPingPong_RED_???.bin のファイル名になります。???はバージョン番号やライブラリのバージョン文字に置き換わります。

BINファイルが出来上がればビルド成功です。

objs_BLUEディレクトリはビルド中に生成された中間ファイルです。削除してもかまいません。

ビルドを迅速にするためパラレルビルドのオプションを設定しています。このためエラーが出た場合はエラーメッセージを視認しづらくなっています。

エラーメッセージを効率的に参照したい場合は VS Code などの開発ツールの利用を推奨します。

クリーン(中間ファイルの削除)

build-clean.cmdを実行すれば、objs_ で始まるディレクトリを消去します。BINファイルは消去しません。

ビルドがうまくいかない場合は、まずエラーメッセージを確認して下さい。errorという文字列が含まれる行中のメッセージから、エラー原因が容易に特定できる場合も少なくありません。

objs_??? ディレクトリにある中間ファイルを削除してから再実行してみてください。(他の環境でビルドした中間ファイルが残っているとmake cleanを含めすべての操作が失敗します)

コマンドライン(Linux/macOS)でのビルド

コマンドライン環境でのビルドについて補足します。

コマンドライン(bash)についての利用の知識が必要です。

OS環境によっては各実行プログラムの動作時にセキュリティ警告が出る場合があります。警告を抑制する設定が必要になります。(警告を抑制してプログラムを動作する運用を行うかは、お客自身またはシステム管理者に相談の上、ご判断ください)

コマンドラインでのビルドは、bash(Bourne-again shell)が動作するウインドウでmakeを実行します。事前に環境変数MWSDK_ROOTが正しく設定されていることを確認してください。例えばC:/MWSDKにインストールした場合は ~/.profile に以下のような設定を行います。

MWSDK_ROOT=/mnt/c/MWSDK
export MWSDK_ROOT

コマンドライン(bash)よりmakeを実行します。makeがない場合はパッケージをインストールする必要があります。

$ make

Command 'make' not found, but can be installed with:

sudo apt install make
sudo apt install make-guile

$ sudo apt install make
...
  • Linux/WSL環境ではmakeまたはbuild-essentialパッケージをインストールします。

  • macOS環境ではXcodeでCommand Line Toolsをインストールします。

ビルドは以下のようになります。

$ cd $MWSDK_ROOT
$ cd Act_samples/PingPong/build
$ pwd
/mnt/c/MWSDK/Act_samples/PingPong/build

$ ls
... ファイル一覧の表示

$ rm -rfv objs_*
... 念のため中間ファイルを削除

$ make TWELITE=BLUE
... BLUE用に通常ビルド

$ make -j8 TWELITE=BLUE
... BLUE用にパラレルビルド(同時に8プロセス)

中間ファイルについて

ビルドが行われると objs_??? ディレクトリが作成され、その中に中間ファイルが生成されます。このファイルはコンパイルした環境に依存しているため、他の環境のファイルが残っているとmakeがエラーとなりビルドが失敗します。

makeがエラーとなった場合は直接objs_???ディレクトリを削除してください。

コマンド例

コマンド例

解説

make TWELITE=BLUE

TWELITE BLUE用にビルド

make TWELITE=RED

TWELITE RED用にビルド

make cleanall

中間ファイルの削除

詳細はをご覧ください。

Makefileの解説
VS Code
コマンドライン
PingPong アクトのディレクトリを開く
build-BLUE.cmd をダブルクリック(実行)
ビルド結果
BINファイル(PingPong_BLUE_L1203_V0-1-0.bin) が出来ている