Wire

二線シリアル(I2C) master の読み書き (mwx::periph_wire)

二線シリアル(I2C) master の読み書きを行います。

別名定義

using TwoWire = mwx::periph_twowire<MWX_TWOWIRE_RCVBUFF>;

mwx::periph_wire<MWX_TWOWIRE_RCVBUFF>TwoWireとして参照可能です。

型定義

以下の定義型で引数や戻り値の型を記載します。

typedef uint8_t size_type;
typedef uint8_t value_type;

注意事項

API 中に STOP ビットの扱いが厳格でない呼び出しを行うものもあります。

write(), writer::operator() () には、本解説以外にもいくつか引数が定義されてます。

  • 固定配列型 uint8_t cmds[]={11,12}; ... Wire.write(cmds);

  • initializer_list<>Wire.write({11,12})

初期化と終了

Wire インスタンスの生成

ライブラリ内でインスタンスの生成と必要な初期化は行われます。ユーザコードでは Wire.begin() を呼び出すことで利用可能となります。

requestFrom() メソッドを用いる場合、データを一時保管するための FIFO キューのサイズを指定できます。コンパイル時にマクロMWX_TWOWIRE_BUFF に必要なバイト数を指定してコンパイルする。デフォルトは 32 バイトです。

例: -DMWX_TWOWIRE_BUFF=16

begin()

void begin(
    const size_type u8mode = WIRE_100KHZ,
    bool b_portalt = false)

ハードウェアの初期化を行います。

初期化せずにWireの操作を行うとTWELITE無線モジュールがハングアップします。

スリープからの起床時は、スリープ直前で動作していた場合、直前の状態に復帰します。

パラメータ
解説

u8mode

バス周波数を指定する。デフォルトは100Khz(WIRE_CONF::WIRE_100KHZ) 周波数はWIRE_CONF::WIRE_??KHZで指定し??には50,66,80,100,133,160,200,266,320,400を指定できる。

b_portalt

ハードウェアのピン割り当てを変更する。

void setup() {
    ...
    Wire.begin();
    ...
}

void wakeup() {
    ...
    Wire.begin();
    ...
}

読み書き

読み書きの手続きは、以下の2種類あります。いずれかを選択して利用します。

その他

プローブ(デバイスの存在判定)

bool probe(uint8_t address)

address で指定したデバイスが応答するかを確認します。デバイスが存在する場合は true が戻ります。

setClock()

void setClock(uint32_t speed)

本来はバス周波数を変更するための手続きですが、何も処理をしません。

最終更新